★英語が通じない理由!第3回目 『日本人が英語を話せない最大の理由』 Hi, everyone!! This is Ken. How are you today ? 『♪♪着てはもらえぬセーターを涙こらえて編んでます。♪♪』、 都はるみさんのヒット曲の歌詞です。 日本的な情緒ある内容の歌だと思います。 これを、英語に訳して歌っても意味が通じると、 皆さんは、お思いになられますか???? ご参考までに、この歌詞を、そのまま、英語に訳しますと、 “ I am knitting a sweater for you, even though I know you will not wear it.” (直訳:例え、貴方がこのセーターを着ないと、 判っていても、これを編んでおります)となります。 (少し難しく感じる読者の方もいらっしゃるかも判りませんが、 どうぞ、頑張って下さい。一番大切な部分です)。 果たしてこれを聞く外国人には、歌詞の意味合いが通じるでしょうか ? 答えは No です。全く通じません。この歌詞が何を言いたいのか、 理解出来ません。この歌詞を聞いて、外国人は、次の様に思います: 『着ては貰えないと判っているなら、何故、セーターを編むのだろうか? この人は無駄な事をしている』:外国人は、合理的に物事を考えますので、 この様な発想、意見となります。 さて、日本人が英語で意思疎通が出来ない本当の理由が此処にあります。 日本人の英語が出来ない理由を、単語や熟語が少ない、発音が悪い、 などという声もありますが、それが本当の理由だとは思われません。 (これは、別途証明します) 真の理由は、日本語・英語の発想の差異を無視して英語を使う事にあります。 いくら英語が達者で、発音も綺麗で、沢山単語を知っていても、 英語の発想に合わせた話し方をしないと、英語で意思疎通が 出来ている事になりません。これは通訳者だからこそ言える事です。 ですから、学校などの外国語教育では、”This is a pen”よりも、 先に、日本人の発想、外国人の発想を学び、その違いを理解する学習が必要です。(余談ですが、外国の発想や文化を学ぶ際には、日本との比較が必要です) 尚、上の日本語歌詞を英語にしようとすれば、先ずは、この歌詞を通して、 日本語で言いたい事柄が何かを掴んで、その本音を英語にします。 『未だ、貴方の事が好きです。』つまり、”I still love you.” というのが、日本語の歌詞の1つ訳になります。 例えば、海外の洋服店の試着室で試着をしている時、 店員さんに『このドレス、少し小さいわ』と言いたいとします。 これを、”This dress is a little small for me”と 文字通り英語にしても、通じません。この表現で話し手が言いたい事は、 (もっと大きいサイズを出して欲しい)と言う事です。ですから、 Please show me a bigger one. (或いは、A big one, please)とします。 お判りでしょうか???? ジャンル別一覧
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